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Seattle Watch
Webrain が発行するSeattle Watchは米国の潮流や現地トレンド、注目のテクノロジーに関する独自の分析を紹介する隔週のニュース レターです。Seattle Watchは日本語でのみ配信しております。購読(無料)をご希望される方は、右のフォームにてご氏名とメールアドレスのご登録をお願いします。これまでに発行したSeattle Watchは下記でご覧になれます。
Webrain's "Seattle Watch" is a semi-monthly newsletter that presents a unique technology perspective from the Pacific NW.
Seattle Watch is published in Japanese only. Sign up to receive our newsletter and use the links below to read past issues.
SW 249 – MWC 2026 Barcelona - The IQ Era
今回のSeattle Watchでは、3月2日から5日にかけてスペインのバルセロナで開催された「MWC Barcelona 2026」を取り上げます。今年のWMCで鮮明になったのは、通信業界の役割の変化です。単なる「接続性(Connectivity)」の提供にとどまらず、あらゆる場所に「知能が溶け込むインフラ」を構築することで、社会全体のインテリジェンスを下支えするといった未来が描かれました。 MWC(Mobile World Congress)は、かつて移動体通信の展示会としての性格を強めていましたが、現在ではAI、クラウド、ロボティクス、衛星通信を含む「デジタル社会の基盤」を議論する場へと進化しています。2026年の公式テーマは「The IQ Era(知能の時代)」であり、MWCを運営するGSM Association(GSMA)は、「データが飽和した世界において、私たちの行動を導くためには、これまで以上に深い思考、批判的分析、そして目的の明確さが重要となっている」とし、次の6つを大きなテーマとして設定しました。 https://www.mw
3月20日


SW 248 – オリンピックから学ぶ、科学技術による人間能力の拡張
今回のSeattle Watchでは、アスリートの限界を突破させる最新テクノロジーに焦点を当てていきます。現代のオリンピックは、科学技術が人間の能力を拡張する壮大な実験場と化しています。先日まで開催されていたミラノ・コルティナ冬季五輪でも、さまざまなテクノロジーがアスリートたちの躍進を支えていました。 先月閉幕したミラノ・コルティナ五輪で、日本代表チームは目覚ましい活躍を見せました。日本は金メダル5個、銀メダル7個、銅メダル12個を獲得。合計メダル数は24個に達し、過去最多の記録を打ち立てました。こうしたアスリートたちの競い合いの裏側では、エンジニアや科学者たちによる「静かな技術戦」も繰り広げられています。 https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2026/20260217-GYT1T00144/ 例えば、マサチューセッツ工科大学(MIT)のジェリー・ルー氏は、米国代表チームのフィギュアスケーターたちの技術向上を支援しており、AIを活用した光学トラッキングシステム「OOFSkate」を開発しています。これはフィギュア
3月6日


SW 247 – スーパーボウルから考える広告の未来
今回のSeattle Watchでは、先日開催されたスーパーボウルを手がかりに、米国の消費者トレンドと広告産業の現在地を考察していきます。今年のスーパーボウルでは、AI関連広告が増加する一方で、生成AIによる表現に対する違和感や、本物らしさへの強い要求が浮き彫りとなりました。 2月8日、米国カリフォルニア州サンタクララにある リーバイス・スタジアム にて、第60回 スーパーボウル が開催され、2026年 NFL シーズンの王座を懸けた戦いが繰り広げられました。試合はシアトルに本拠地を置くシアトル・シーホークスがニューイングランド・ペイトリオッツを9対13で下し、チーム史上2度目となるスーパーボウル優勝を果たしました。 https://www.independent.co.uk/bulletin/culture/how-many-viewers-super-bowl-2026-b2916471.html 米国におけるフットボール人気は根強く、今年のスーパーボウルの視聴者数はまだ公式発表されていないものの、昨年および一昨年はいずれも1億2,000万
2月24日


SW 246 – エージェント型コマースの台頭
今回のSeattle Watchでは、2026年1月に開催された世界経済フォーラム(ダボス会議)と、世界最大級の小売業界展示会NRFで注目を集めた「エージェント型コマース(Agentic Commerce)」を取り上げます。AIの進化によって消費者のカスタマージャーニーが大きく変わりつつある中、販売事業者はどのように対応すべきなのでしょうか。 世界経済フォーラム(WEF)の第56回年次総会は、2026年1月19日から23日にかけてスイス・ダボスで開催されました。今年のテーマは「対話の精神(A Spirit of Dialogue)」。130か国から約3,000人のリーダーが参加し、過去最多となる約400人の政治指導者、65人の国家元首および政府首脳、G7首脳の過半数、さらに約830人のCEOや会長が一堂に会しました。加えて、約80社の有力ユニコーン企業やテクノロジーの先駆者も参加しています。 https://www.weforum.org/press/2026/01/annual-meeting-2026-a-spirit-of-dialogue
2月9日


SW 245 – CES 2026
今回のSeattle Watchでは、先日開催されたCESのハイライトを紹介します。NVIDIAやLenovoが「AIネイティブ時代」の解像度を一段と高め、多くのテック企業がフィジカルAIの具体的なユースケースを提示しました。その一方で、有識者の間では、AIネイティブの時代だからこそ、私たちが失いつつある「触感」や「所有する喜び」、そして「人と時間を共有する体験」の希少性がむしろ高まっているとの指摘もなされています。 2026年1月6日から9日にかけてラスベガスで開催されたCES 2026では、前年に続き、会場全体がAI一色に染まる光景が広がりました。実際、海外メディアの中には「過去数年で最も印象に残らないCES」と評する声もあり、AIの過剰な訴求に対する疲労感が顕在化していたと言えます。とはいうものの、「AIネイティブ時代」の到来はもはや待ったなしの状況にあり、NVIDIAのCEOであるジェンスン・フアン氏による基調講演は、なお視聴に値する内容でした。 https://www.youtube.com/watch?v=L0jJrzFMbP8 ..
1月24日


SW 244 – 2026年の米国消費トレンド
皆さま、明けましておめでとうございます。2026年もどうぞよろしくお願いいたします。本年最初のSeattle Watchでは、マクロな視点から米国の消費動向を概観したうえで、今後の米国の消費者環境を再形成する可能性のある4つのトレンドをご紹介します。 米国の消費動向は、リテールにとどまらず、さまざまなセクターのビジネスに大きな影響を与えています。米商務省が発表した7〜9月期の実質GDPは、季節調整済み年率換算で前期比4.3%増となり、前期の3.8%増からさらに加速しました。表面的には米国経済は好調に見えますが、この数字を受けて「生活が楽になった」と感じる消費者はほとんどいません。GDPが大きく伸びている一方で、生活実感はむしろ悪化しているという矛盾が生じています。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN232M00T21C25A2000000/ 世論調査では、米国成人の約68%が現在の経済状況を「貧しい」と評価しており、特に食料品や生活必需費の上昇が家計を圧迫しています。象徴的なのがコーヒーで、インスタント
1月9日


SW 243 – 2025年の振り返り
いつもSeattle Watchをご愛読いただき、誠にありがとうございます。今回は、2025年の締めくくりとなる号となります。本号では、今年Webrainが新たに取り組んだプロジェクトをご紹介するとともに、2025年に発行したSeattle Watchの中から、特に皆さまの関心が高かった記事をピックアップしてお届けします。来年も、テクノロジーや社会の変化を捉えながら、時代の変化に先回りするプログラムやサービスを展開していく予定です。どうぞご期待ください。 2025年のWebrain Women in Leadershipを初開催 今年7月から11月までの4か月間にわたり、SI企業の次世代女性リーダーを対象とした新プログラム 「 Women in Leadership 」を初開催しました。日本のジェンダーギャップ指数は146か国中118位にとどまり、日本企業における女性役員比率も約15%と、G7各国の標準である30%以上と比べて大きく遅れています。こうした課題意識を背景に、本プログラムは、個人のマインドセット変革と組織の構造的課題の解決を両輪として
2025年12月26日


SW 242 – 2026年の展望と創発的戦略
今回のSeattle Watchでは、テクノロジーと地政学の観点から、2026年に向けた予測を紹介していきます。先が見えない時代だからこそ、定常的なリサーチの重要性が高まり、戦略を継続的にアジャストしていく柔軟性が不可欠になります。今後は、マーケットインテリジェンスの機能を社内にしっかり備えた企業こそが、予期せぬ変化に耐えうるレジリエンスを獲得していくでしょう。 2025年も残すところわずか数週間となりました。Webrainでは毎年この時期に、翌年のビジネストレンドを展望しています。(昨年の記事は こちら )今年も、民間調査会社やコンサルティング企業が発表する各種予測を踏まえつつ、来年以降のビジネス環境がどのように変化しうるのか、そして私たちはいかに行動すべきかについて考察していきたいと思います。 まずGarterでは、2025年10月末に2026年以降の重要な戦略的展望トップ10を発表しています。詳細は 同社のレポート をご覧いただければと思いますが、Webrainが特に興味深いと思った3つを抜粋します。 01. AI時代に必要なスキルのテスト
2025年12月12日


SW 241 – ヘルスケアの世界におけるAIの活用
今回のSeattle Watchでは、米国のヘルスケア分野におけるAI活用について見ていきます。プライバシー保護を規定するHIPAAに準拠したAIも登場し、医療分野でのAIの活用が進んでいます。AIは医療従事者の業務効率化だけでなく、患者体験の向上にも大きく貢献し始めており、今後ますます重要な役割を果たすことが期待されています。 Strategy&(PwCの戦略コンサルティングチーム)のレポートによると、AIヘルスケア市場は 2030 年までに8,680億ドルに達し、6,460億ドルのコスト削減と 2,220 億米ドルの収益増加をもたらすと予測されています。同レポートでは、2025年から2030 年にかけてヘルスケア分野でのAI採用は、世界市場で15%未満から30%超に大幅に増加すると述べられています。図からもわかるように、Digital HealthやMedTechの領域がAI 採用を牽引しますが、コンシューマーヘルスの領域でも、パーソナライズされた AI ソリューションの活用が期待されています。 https://www.strategyand
2025年12月5日


SW 240 – 米国に挑戦する日本発アートテック企業
今回の Seattle Watch では、日本発アートブランド「GAAAT」がシアトルで挑んだアート販売展の舞台裏をお届けします。シアトルという街が持つ「カルチャー×テック」の土壌と見事に共鳴したこの取り組みは、日本企業が海外に挑む際のヒントとなる好例と言えるかもしれません。 Webrainでは、10月23日(木)から26日(日)まで、シアトルで開催された日本の新興アートブランド「GAAAT(ガート)」による海外巡回販売展の現地サポートを行いました。同社は、独自の技術とクリエイティビティを強みに、デジタル(2次元)とフィジカル(3次元)の境界を横断し、新たな体験価値を生み出すアートブランドです。アーティストだけでなく、イラストレーター、IPホルダー、アパレルブランドなど多様なパートナーとの協業によって、新しいアート体験を創出しています。 https://www.junglecity.com/event/ghostintheshell-2025/ 今回の巡回展では、1990年代から語り継がれるサイバーパンクの金字塔「攻殻機動隊」のSTAND AL
2025年12月5日


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